杉並区地域包括支援センター ケア24善福寺
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井荻小学校震災救援所訓練

  • 2019年12月05日 06時27分
    ブログ

11月23日に井荻小学校で震災救援所訓練が行われました。

震災救援所とは、震度5強以上の地震が発生した際に、区立小中学校等に開設され、家が焼けたり、

倒壊したりして、 自分の家にいられなくなった住民が避難したり、救護活動を実施する拠点です。

杉並区内には震災救援所が65か所あります。

主には小中学校に設置されていますが、建物等の倒壊による道路の状況や、火災の状況に応じて、

適切に避難できるよう、 事前に複数の震災救援所の場所を確認しておくとよいそうです。

今回の訓練はあいにくのお天気だったため、煙体験や起震車体験が中止となり、室内での訓練のみに

なってしまいました。

 

訓練は小学校の避難訓練から始まり、全児童と参加者で体育館でDVD鑑賞をしました。

このDVDは東日本大震災の時に津波から避難をした小中学生の体験談を元に作られたものでした。

本来の避難場所は危険と判断されたため、その場にいた人達の判断で、より高台へと逃げ、

町の人全員が無事だったという内容でした。

その後は学年でわかれ、色々な避難方法の器具体験(リアカー、車いすなど)やトイレの体験、

水消火器の説明などが行われました。

  

トイレはマンホールトイレ(写真左)とペールトイレ(写真中央、右)の2種類があります。

マンホールトイレは公道のマンホールを開けて設置することが多く、交通の妨げとなることがあるため、

実際に発災した時はペールトイレを主に使うことになるとのお話でした。

 

これらの体験は震災救援所のメンバーとして登録をしている町会、PTA、民生委員、

区役所の職員などが企画、準備を行っています。

ケア24善福寺の職員もメンバーとして登録していて、訓練時には民生委員さんと一緒に

避難者(今回は訓練参加者)の受付を行いました。

この用紙は実際に震災救援所が立ち上がった時に、避難者全員に書いていただく「登録シート」です。

何人の方が避難しているか、食糧等の配布が必要かどうか、特別な配慮が必要かどうか、

何等かの資格を持っていて協力できることがあるかどうか(ヘルパーの資格など)などを記入

していただきます。

 実際に発災した時は誰もが不安を抱え、バタバタとしてしまう場面が多いかと思います。

その不安を少しでも解消するために、日頃から訓練に参加し、少しでも慣れておくことが

大切なのだろうと思います。

皆様もお近くの震災救援所訓練にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

【ケア24善福寺:塩澤】