杉並区地域包括支援センター ケア24上井草

東京都杉並区上井草3-33-10

６月２０（月）に三谷小学校の４年生を対象とした視覚障がい者の体験と車いす体験が行われました。

車いす体験の講師としてケア２４上井草の職員が参加させていただき、車いすの操作方法や注意点についてお伝えしました。

この体験は三谷小学校で毎年行われていたものでしたが、コロナ禍の影響により２年連続で中止せざるを得ない状況にありました。

開催時には感染者数が減少傾向にあったため、今年は開催の運びとなり、子どもたちも心待ちにしている様子でした。

車いす体験の会場として、マットとロイター板を用いて、段差、坂道、足場の悪い道を想定した障害物を設定しました。

操作説明とケア２４上井草の職員による実演の後、子どもたちに車いすの操作をする役と車いすに座る役をそれぞれ体験してもらいました。

車いすを操作する役では、慣れない車いすの操作であることに加え、車輪がマットに沈み込んでしまうため、子どもたちは苦戦しているようでした。

それでも、説明を受けた操作の注意点や車いすに乗っている相手に対しての思いやりのある声掛けを意識して一生懸命取り組んでくれました。

車いすに座る役の体験では、車いすの座った状態から見える景色、段差を上り下りする際の揺れや車いすの傾きも感じてもらいました。

普段あまり体験しないことであることから「楽しかった」と感じた子がいる一方で、自由に動けないこと、自分の安全を相手に委ねなければならないことを「怖かった」と感じる子もいました。

それぞれの立場の体験をすることで、車いすを普段から利用している人の気持ちの理解を深めてもらうことが出来たのではないかと思います。

これからの生活の中で、車いすを利用している方が街中で困っているところを見かけた際に、今回の体験を活かしてもらえたらケア２４上井草の職員として嬉しく思います。

三谷小学校では、来年の１月にも高齢者疑似体験が実施予定となっており、そちらにも講師として参加する予定となっています。

コロナウイルスの感染状況によるところはありますが、無事に開催され三谷小学校の子どもたちに会えることを楽しみにしています！

（文責：ケア２４上井草　横田）