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お知らせ・ブログ
新年のお茶会
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2025年01月31日 17時16分ブログ
松の内もあっという間に過ぎ、季節はいよいよ大寒。
この時期に素敵な彩りと香りを届けてくれる蝋梅ですが、松ノ木ふれあいの家でも毎日フロアを温かく照らしています。
季節の食べ物や植物、行事に触れることは改めて素敵な機会だと感じます。
蝋梅だけでなく、1月には季節感に触れる行事が沢山ありますね。
松ノ木ふれあいの家には、毎年1月に行っている恒例の季節行事があります。
それは、初釜というお茶会です。
茶道の作法を学びながら、お抹茶を点て、練り切りを頂くところまでをご利用者と一緒に行いました。
作法のお手本は、今年も私(岡田)が担当させて頂きました。
今回は1月18日の初釜のご様子をご紹介いたします。
今年の初釜は、開催日以外のご利用者からも希望者を募り、約20名のご利用者に参加して頂きました。
茶道経験者から未経験者まで、「お茶を点てたい」とご希望のご利用者と共にお茶会を実施しました。
会の始めは、初釜という行事の説明や茶道で使用する道具の説明を行いました。
道具の持ち方や手の動かし方など、細かい作法を一つ一つ真剣な眼差しで学び、職員と一緒に道具に触れていきました。
道具に触れる時間の中で、毎年ご利用者が一番真剣になるのはお茶碗選びです。
絵柄や大きさの違うお茶碗をご用意しているため、ご自身に合うお茶碗を一人一人選んで頂いております。
「これがいいかな?」、「こっちもきれいよ?」とお仲間に相談しながら選ぶご様子がとても素敵でした。
お抹茶を点てる時間がくると、「良い香り」とお抹茶の香りを楽しむご利用者がたくさんいらっしゃいました。
シャカシャカと茶筅でお抹茶を点てるとより香りが深くなり、「美味しそう」と飲むのが待ちきれないご様子でした。
お抹茶を点てた後は、全員で「お点前頂戴いたします」とお抹茶を頂きました。
「甘みを感じる」、「思っていたよりも苦い、でも美味しい」と、お抹茶を味わった感想も様々でした。
ほろ苦いお抹茶を頂くと、楽しみなのはお菓子。
今回は、ウグイスと梅が描かれた練りきりをご用意しました。
「甘いもので締めると幸せ」と、初釜を最後まで満喫しておりました。
文責:岡田