ご見学大歓迎、お問い合わせ・資料請求は
03-3318-2660

お知らせ・ブログ

春のお茶会

  • 2025年04月28日 16時37分
    ブログ

 

徐々に日差しが暖かくなり、様々な草花が街中を彩る季節になりましたね。

松ノ木ふれあいの家の周辺も、ハナミズキやモッコウバラ、ドウダンツツジなどが咲いており、草花が施設全体を優しく見守っているような、特別な温もりを感じます。

 

 

植物の温かさに囲まれた4月の松ノ木ふれあいの家は、新しい季節行事を設けて賑わいを見せております。

今月は【春のお茶会】と称して、1月の初釜に次ぐ、季節のお茶会を実施しました。

松ノ木でのお茶会を楽しみにされているご利用者も多くおり、初開催の春のお茶会にも「楽しみにしてたの」と、臨時利用をして出席してくださりました。

 

4月の終わりに行うお茶会は【炉塞ぎ】と言い、冬の間に使用した炉をふさぎ、夏用の風炉に替えることを指します。

今回のお茶会も私、岡田が進行を務めさせていただきました。

 

 

お昼休みの趣味活動時間を使い、参加希望のご利用者と一緒に道具の説明から始めました。

一人ひとり、お気に入りのお茶碗を選んで頂き、お茶碗の持ち方や作法から学びます。

 

茶筅(ちゃせん)や棗(なつめ)など、お茶会の道具も配りながら、実際にお茶を点てる練習もしていきました。

棗からお抹茶を移し、香りを楽しみながら慎重にお茶碗へ入れていきます。

 

 

お抹茶を点てると、より真剣な表情で取り組んで下さり、シャカシャカと気持ちいい音がフロアに響いていました。

 

 

 

最後は「お点前頂戴いたします」と声を揃え、ズズっと3口半で頂きました。

 

 

「苦みがあるね」、「後味が一番美味しい」と、お抹茶の味わいを各々楽しまれていました。

 

今回のお茶会で初めて茶道に触れたご利用者もいらっしゃいましたが、参加したご利用者同士での会話を楽しまれながら、笑顔で取り組まれていた姿がとても印象的でした。

 

おやつには、春のお茶会に合わせて桜の練り切りをお出ししました。

「また夏のお茶会にも参加したいね」と嬉しいお言葉も頂き、新年度一発目の季節行事に相応しい一日になりました。

 

 

 

文責:岡田