高齢者在宅サービスセンター 松ノ木ふれあいの家

東京都杉並区松ノ木2-14-3

11月7日に立冬を迎え、徐々に朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。

厚手の上着に身を包み、手をこすりながら暖を取る人々が街中に増えてきました。

寒い時期になってくると活躍するマフラーやセーター、ご利用者の中には「自分で編んできたのよ」と自作の衣服を着用されている方もいらっしゃいます。

「私もずっと編み物好きだったの」、「昔はよくやっていたわよね」と、編み物の話題でご利用者同士の交流が生まれる瞬間もあり、共通の話題から【大切なお仲間】が増えるご様子を垣間見ております。

近頃は手工芸活動にも力を入れている松ノ木ふれあいの家ですが、10月末からは編み物教室を初開催しておりました。

かぎ針棒や毛糸などの道具はすべて施設で用意し、編み図をお渡ししていざ制作！

当初は、編み図の編み方からご説明させていただく予定でしたが、編み図をお渡しした瞬間に「これは長編みね」、「和編みをしていくのね」と瞬時に理解され、黙々と制作に取り掛かっていました。

「なんだか懐かしいわ」と言いながら制作を進めているご利用者の姿もあれば、ご利用者同士で編み方を教え合う姿も見られ、編み物教室ならではの一面を見ることができました。

編み物を教えてくださるボランティアさんのご協力もあり、初開催の編み物教室は「楽しかった」と大好評でした。

松ノ木ふれあいの家の活動は、【道具の持参が無くても活動に参加できる】ように準備をしております。

ご利用者との関わりの中で、「最近はやっていないけど、昔はよくしてた」、「やりたいけど家に道具がなくてできていない」という声をお聞きすることがあります。

今月の編み物教室に参加されたご利用者の中には、教室への参加をきっかけにご自宅でも制作をされ、沢山の完成作品をご持参してくださった方がいらっしゃいました。

日々の生活の中で習慣にしていたことや得意だったことなど、ご利用者のやりがいや楽しみに繋がるような活動の機会構築を、これからも大切にしていきたいと思います。

 12月も様々な特別プログラムを準備しておりますので、月末更新の【松ノ木ふれあいの家　12月の活動予定表】も併せてご覧ください。

文責：岡田