高齢者在宅サービスセンター 和田ふれあいの家

東京都杉並区和田3-52-4

コロナウィルスが流行ってから、感染予防のためとなかなか外に行く機会が減ってしまったご利用者。

秋のきれいな風景を感じていただきたいと、スタッフが近くの蚕糸の森に出かけ、色とりどりの葉をたくさん拾ってきてくれました。

拾ってきた葉を新聞紙の上に広げるとふわっと枯葉のにおいがして、

「あら～もうこんなに色づいて。この色いいわね～」ご利用者は、葉を一枚一枚手にとり、葉の色彩や触感を楽しみました。

かさかさと葉と葉が触れ合う音がして、それがとても心地良い音色でした。

ご利用者には、コップや器に各々が選んだ葉を好きなように飾っていただきました。

一見、葉っぱを入れる簡単な作業のように思いますが、葉をよく見ると色も形もみんな違う。

一枚一枚表情があって、それを見るだけでもご利用者は楽しかったようです。

（次は、松ぼっくりや木の実なども拾ってきて、そんな作品もつくれたらと思っています。）

ちなみに、残った枯葉は、身体を動かすプログラムの時に使用しました。

秋の歌をみんなで歌いながら、葉をひらひらと撒いたり、葉を踏んでサクサクと足の裏の感触を感じてみたりと。

本当だったら、ご利用者を秋の散策につれて、実際に落ち葉を身体で感じたり、鳥のさえずりを聴いたり、秋風を肌で感じたり、美しい銀杏や紅葉を見たりと、身体全体で自然を感じていただけたら一番だったのですが・・

世の中が落ち着いて、外にお散歩に行けるようになったら、ご利用者をお連れして、目いっぱい季節を楽しんでいただけるそんな企画をしたいなと思います。

それまで、和田ふれあいの家で出来る事を精一杯取り組んでいきたい。そんな気持ちです。

（伊藤）