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こどもの日の菖蒲湯

  • 2021年05月18日 11時16分
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「こどもの日の菖蒲湯~ご利用者から教えていただいたこと」

 

 

5月5日から5月7日まで菖蒲湯を行いました。

菖蒲を長いままにいれるか、どんなふうに入れた方が一番良いのか、ご利用者に相談したところ、こちらのように折り曲げた方が香りが出るそうで、ご利用者が折ってくださり、それを湯舟に入れました。

 

菖蒲湯についてご利用者にいろいろと伺ったところ、昔、男の子はこどもの日に親や祖母から菖蒲を頭に巻いてもらって当日しょうぶ湯に入り、女の子は菖蒲の葉でリボンをつくりかんざしのように頭にさして学校に行っていたとお話を聞くことができました。(クラスのみんながつけていたそうですよ。)

 

 

男の子は、こんな風に巻いてもらい、

 

女の子はこんな風にかんざしのようにつけていたそうです。

とっても素敵な風習ですね。

これは長崎出身のご利用者から聞いたお話です。

 

また、青森出身のご利用者からは、こどもの日には、菖蒲の葉の中でスッと刀のようにまっすぐ伸びたりっぱな葉を一つ選んで、それを親が持って、子供に向かって左右に葉を振って、邪気を払い、その子の健康を祈ったそうです。

そんなお話も聴けました。

 

ちなみに、こどもの日のしょうぶ湯の思い出から、このあとの七夕の思い出に広がり、ご利用者が小学生だったころのお話をいろいろとお聞きしすることができました。小学校の書道の時間には、授業の前に小さな器や瓶をもって、朝露を畑に取りにいっていたとか。里芋の葉っぱに落ちている朝露をそっと器にいれて、学校に持ち帰り、それを硯にいれて願いを込めて静かに墨を磨ると字が上手になる、勉強ができるようになるなど、七夕の願いが叶うといわれていたそうです。それで願い事を書いていたそうです。(これも長崎のお話です)そんな素敵なお話も聴けました。

 

地域によって風習は変わると思いますが、皆様の小さいころの思い出をこれからも聴けたらと思っています。皆様の体験等を聴くことは、私たちスッタフにとっても大変勉強になります。こんな風に皆様の貴重なお話をお聞きし、若い子たちにも伝えていけたらと思っています。

 

こどもの日のしょうぶ湯のお話から七夕まで。お話が伺えて嬉しかったです。

ありがとうございました!

 

(伊藤)