施設日記

2026.10.31

松ノ木での温かな関わり合い

松ノ木での温かな関わり合い

先日木枯らし1号が吹き、一気に冷たい空気が立ち込める時期になってきました。
東北地方からは初雪の観測の便りもあり、少しずつ季節の移ろいを感じています。

そんな季節の変わり目の気温差に負けないよう、今回はご利用者同士の温かな関わりについてご紹介していきたいと思います。

松ノ木ふれあいでは、朝の施設到着後から個別の活動を提供しています。
テレビを見ながら談笑したり、新聞を読んだり、脳トレプリントに取り組んだりと、ご利用者それぞれが過ごしたい形に合わせて環境づくりをしています。
その中でも、ひとつの活動からご利用者同士の強い関わりに発展することもあります。





こちらは、通称「ハチマキ巻き」と呼ばれる作業をしている風景です。
いつも来所後からハツラツとおしゃべりを交わしている御三方ですが、「お話するだけでは物足りない!」と、仕事をする感覚で指先の運動に取り組んでいます。
ボランティアさんが作ってくださったハチマキを丸く巻き、小さなお盆に詰めて収納するまでがひとつのお仕事です。
このハチマキ巻きが好評なのは、指先を動かしながらもお話は止めずにできる点です。
また、指先を動かすことは脳にとっても大切な刺激で、手とお口を同時に動かす二刀流で、さらに生き生きとした表情を見ることができています。

2つ目の風景は、男性ご利用者2人でとある本を読んでいるご様子です。


この本は、松ノ木ふれあいの家で作成した【杉並区地図ファイル】です。
松ノ木エリアの地図や、近隣の駅、施設、風景の写真をまとめてファイリングしたものになります。
昭和の杉並区から現在の変遷も載せているため、「生まれも育ちも杉並区」というご利用者との話の活性化に使っています。
時には、ご利用者同士で自宅の場所を地図上で確認し合う姿も見られてます(笑)
この写真も「私はここの小学校出身だよ」、「そうなんですね。僕はここに住んでいて…」と談笑している瞬間でした。

最後は、松ノ木てお手製スライドパズルに取り組む風景です。


松ノ木には手作りの脳トレパズルがいくつかあり、ペットボトルキャップを再利用したパズルを豊富に取り揃えています。
その中でも最難関と呼ばれているのが、こちらのスライドパズルです。
職員も解けた人がいないと噂の代物です(笑)
こちらの女性ご利用者は、普段から松ノ木の脳トレプリントに取り組まれており、「簡単でした!」と笑顔で正解していますが、こちらのパズルでは少々苦戦。
それを見ていた隣席の男性ご利用者が「やってみようかな」と興味を持ってくださり、一緒に取り組み始めることに。
ついに、脳トレ玄人の女性ご利用者は20分で完成することができました。
両者顔を見合わせ「難しいね」と笑っておられ、頭を使ったからか「お腹もすいてきちゃったよ」ともおっしゃっていました。
そして予想通り、その後の昼食はペロリと完食でした(笑)

松ノ木ふれあいの家では、それぞれのご利用者が「やってみようかな」を入り口に「これをしに来ました」と言ってもらえるよう、個々の生活歴や趣味を汲みながら、様々な活動を用意しています。
松ノ木に通い始めてからの新たな挑戦も大切にし、ご利用者同士の関わり合いも広がるように支援しています。

来月も様々な活動を用意しておりますので、併せて更新している【松ノ木ふれあいの家 活動予定表】も是非ご覧ください。


文責:岡田