杉並区地域包括支援センター ケア24善福寺
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まち歩き声掛け訓練を行いました!

  • 2020年10月22日 18時08分
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10月に入り、ぐっと冷えてきました。

今回は、先日行った「まち歩き声かけ訓練」の様子を報告します。

 

「まち歩き声掛け訓練」とは、訓練コースにいる認知症高齢者役に声をかけ、

認知症の方への声かけ方法や対応を体験する訓練です。

杉並区と荻窪警察が協力して実施するイベントで、今年度は西側地域を対象に

3回実施され、ケア24善福寺はこのうちの1回、荻窪駅の仲通り商店街で開催しました。

 

認知症役(オレンジ色ゼッケン)と声かけ役(緑色ゼッケン)は、

あんしん協力員や民生委員の皆さんに、

声をかける際のアドバイスをするサポート役は

介護保険サービス事業所スタッフにご協力いただきました。

 

杉並保健所地下講堂に集合し、区職員から今日の流れの説明と、

110番通報のデモンストレーションを行った後、各自移動します。

 

声かけ訓練開始!認知症高齢者らしき方を発見しました!

 

(手前のお二人が声かけ役。奥のオレンジ色ゼッケンを着た方が認知症役。)

 

 近づいて、お名前を尋ねると「〇〇(旧姓)」と名乗られます。

「持ち物の名前と違う・・・?」と少し困惑する声かけ役のお二人。

実際のケースでも、特に女性だと、旧姓でお話される方が多いそうです。

 

 

こちらのグループは、うずくまっている高齢者に優しく声をかけています。

警察の方からのアドバイスとして、怪我をしていたり、疲れて座り込んでいる場合には、

警察の通報よりも先に救急車を呼んでほしいとのことでした。

 

今回、杉並区で開始した「みまもりあいプロジェクト」と呼ばれている

スマートフォン用アプリも使用しました。

このアプリは、行方不明となった認知症高齢者を探す際に、

アプリをダウンロードしている人に向けて、顔写真や見た目の特徴を発信して、

探してもらう仕組みです。

行方不明情報を受け取った人は、本人を見かけたら掲載されている番号に連絡します。

今後登録者が増えることで、本格的な活用が見込めるのかなと感じました。

 

訓練に参加した方からは、

「知らない人に声をかけるのはとても難しい」

「一人で声をかけて、通報して、警察の方が来るまで見守るのは大変」

という感想がありました。

 

介護保険サービス事業所スタッフの方から、以下のアドバイスがありました。

〇「大丈夫ですか!?」と声をかけると「大丈夫」と言われてしまうことも。

「余計なことかもしれませんが…困っていませんか?」と優しく声をかけてみる。

〇会話のきっかけとして、道を尋ねるふりをするなど逆にこちらが困っているように

声をかけて、反応をみるのも方法の一つ。

 

普段行っている認知症サポーター養成講座とはまた違った貴重な機会でした♪

 (小川)