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お知らせ・ブログ
「家族介護教室」今年度、最終回を開催しました!
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2021年11月30日 11時08分ブログ
皆さまこんにちは!新人職員、地域包括支援センターケア24善福寺の比毛です。
11月も下旬になり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。風邪などひいていませんか?コロナウイルスもだいぶ落ち着いてきましたが、気を緩めずに手洗い・うがい・手指消毒などは引き続きおこない予防していきましょー(^^)
さてさて、今回は11/24に開催した家族介護教室「医師が語る訪問診療」に関してお伝えしていきたいと思います。
杉並PARK在宅クリニックの田中公孝先生が訪問診療に関してお話してくださいました。
今回の講演の中で、
①高齢者を取り巻く環境について
・日本は2050年ごろには高齢化率40%‼後期高齢者になると医療費が増加する。
・早期退院を迫られる医療費制度で長く入院させると病院は赤字となる⁉
・きっかけがないと死んだ後のことが考えられない。
②在宅医療に関する話題について
〈訪問診療ができること〉
・在宅生活の不安・トラブルの相談
・家で最期を迎えるサポート
・ガン末期の緩和ケア
③医療における終活に関して
・話し合っていますか?金銭、相続、お墓なども含めてACP
という3つの柱でお話をしてくださいました。
私が先生の話を聞いていた中で、ご本人のこだわりに対応するということが在宅診療の最大の特徴だと感じました。大きな病院などで受診すると治療という面に関しては最大の恩恵を受けることは出来るかと思いますが、ご本人さんの今後の生活を考えたサポートという面ではやはり限界があるかと思います。
反面、在宅診療であれば病気そのもののアプローチはもちろんですが、その病気があることでどんな困難が生じ、日常生活のどこに負担が出てくるのかという生活そのものに視点をあてて、その人がどういった医療を受けたいのか受けたくないのかを細かく聞いて要望に応えようとしているんだということが分かりました。もちろん本人が望むことが本人の為にならないと判断されることはしっかりと説明した上で、こだわりとのバランスを保つことが重要だとも話されていました。
また、本人だけではなく家族の負担の軽減という視点も大切にされています。本人が在宅で生活をするということは、介護している人の負担が大きければ家でみれずに施設でということになります。そのため家族の支援が持続可能な状況にできるように各関係機関と協力して介護をしている人の負担を減らすことを意識されています。
講演の最後には質疑応答の時間を設け、参加者の方からたくさんの質問がでました。
杉並区の訪問診療所に関して、外来から在宅診療に移りかえるタイミングの話、延命治療についてなど参加者の皆さんからの疑問にお答えくださいました。
〇講演の感想
参加者の皆さんの声をいくつか紹介したいと思います!
・分かりやすい内容でした。
・非常に参考になりました。
・在宅のケア、訪問診療とは様々なその方の背景で細かく対応されることが分かり非常に勉強になりました。
・貴重な話が聞けて良かった。訪問診療の話はめったに聞けないので。
・家族の介護に関して何も知識がないのですべて参考になった。自分も含め、家族が今後そういう状態になるはずなので、お話が聞けて良かった。
…等々、参加者の皆さんから大変ご好評をいただきました。
訪問診療に関して聞ける機会は確かにめったにないので、私自身もとても参考になり勉強になりました。今回講演をしてくださった田中先生本当にありがとうございました(‘◇’)ゞ
今回の家族介護教室で今年は最後になります。
次回の開催は来年の6月頃を予定しております。地域の皆さまの参加お待ちしております!
(比毛)