杉並区地域包括支援センター ケア24善福寺
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認知症サポーター養成講座を開催しました!

  • 2023年02月27日 11時17分
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1/30(月)ゆうゆう善福寺館で、杉並区にお住まいの方を対象に認知症サポーター養成講座を開催しました。

認知症サポーター養成講座とは、認知症について正しく理解し、地域や職場や家庭など様々な場で認知症の方を応援する「認知症サポーター」を養成するための講座です。

当日は、認知症のご家族やご友人がいらっしゃる方、自治会長、店舗の方など16名にご参加いただきました。

 

「一人でどこかへ出かけて、帰れなくなってしまう」

「家族に対して『財布を盗まれた』と言う」

「料理を作るのに時間がかかるようになり、味も変わった」

これらは認知症の方の「困った」症状として挙げられる症状です。

 

よく、「認知症になると本人は何もわからないから幸せ。大変なのは周りの人」と耳にしますが、本当にそうなのでしょうか?

認知症になっても、急に全ての事がわからなくなるわけではありません。

例えば、「もしかすると自分は認知症かもしれない」という不安や、できていた事ができなくなっていく事に対しての喪失感など、様々な思いを抱えて生活している方もたくさんいらっしゃいます。

認知症の方と関わる時の「困った」は、本人にとっての「困った」でもあります。

 

今回の講座では、認知症とはどういう病気なのかを学び、認知症の「困った」症状の例をもとに「もし自分が認知症になったら…」とイメージして頂きながら、どのように接すると認知症の方が安心して生活を続けられるのかを皆さんで一緒に考えました。

 

        

 

参加された方からは、「認知症に関してさまざまな見方で考えるきっかけになった」「認知症の方の気持ちを考えて接するよう心がけようと思った」等の感想をいただきました。

 

認知症の方にどう接すれば良いのか。

認知症の方も住み慣れた地域で安心して生活をするにはどうすれば良いのか。

 

なかなか簡単に答えが出るものではありませんが、地域で住む人々がお互いへの思いやりを持って暮らす事は認知症の方だけに限らず、誰にとっても住みやすい地域を作るために大切な事だと改めて感じた会でした。

                                           文責:渡邉 万里香