杉並区地域包括支援センター ケア24善福寺
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訪問医から学ぶACP~自分の望む人生の最期を迎えるために~

  • 2023年10月04日 13時25分
    ブログ

9/1(金)今年度第3回目となる家族介護教室を行いました。

杉並PARK在宅クリニックの田中公孝先生から、訪問診療や人生の最期を迎えるための人生会議についてのお話を聞かせていただきました。

とてもためになるお話で、参加された方々からは「具体的な話が聞けて参考になった」「老老介護の心細さが少し救われた」等のご感想をいただきました。

 

自分の望む人生の最期をどう迎えるのか。

 

私は以前病院で看護師として勤務していた事があるのですが、その時に出会った方々を思い出しながらお話を聞かせていただきました。

つい昨日まではとても元気だった方が突然倒れ、何が何だかわからないまま延命治療をするかどうかの選択に迫られる事になったご家族や、ご家族に見守られながら穏やかに亡くなられた方、最期の最期まで治療を頑張っていた方。

色々な関わりの中で、「自分の親が同じ状況だったら、私ならどう感じるだろう?」「私自身はどんな最期を迎えるんだろう?」という事を考えるようになりました。

 

結局考えてみても、実際にその場面になってみないとわからないなぁと思うのですが、「できる治療が無いと言われたら?」「自分の親が家で最期を迎えたいと言ったら?」など、様々な状況を想像してみることがあります。

 

今回のお話を聞いて、そうやって色々な事を想像してみて感じた事、思った事を身の回りの人と共有するのが大切なんだなと感じました。

人生の最期という大切な事なので簡単に答えが出ないのは当たり前で、また状況によって気持ちが変わる事ももちろんありますが、悩んだり考えたりする過程を周りの方と共有する事で、その人らしい人生の最期が少しずつ形作られていくのだと思います。

 

今回のお話をきっかけに、今度実家に帰った時には両親とプチ人生会議を開いてみようか、なんて考えているところです。

 

                       

                                             文責:渡邉