杉並区地域包括支援センター ケア24善福寺
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認知症ステップアップ講座開催

  • 2025年02月03日 12時25分
    ブログ

令和6年12月17日10:00~11:30で

認知症ステップアップ講座を開催しました。

 

この講座は、認知症サポーター養成講座を受けた方を対象により学びを深めてもらうために開催するものです。

 

今回は、認知症の方、サポートする方それぞれの気持ちを体験し、どんな接し方が良いのか考えることを

テーマに、荻窪病院の認知症看護認定看護師の子々津久美さんに、『認知症の正しい知識』の振り返りの講義をお願いしました。

 

その後、コンビニでの支払い場面の一コマを、それぞれの立場を経験するロールプレイを通し、体験し、

話し合う講座となりました。

    

 

・一人目はコンビニ店員、新人で早くお客様をさばくよう店長に言われています。

 

・二人目は軽度認知症の方。レジで支払いの方法がわからず、マゴマゴし困っています。

 

・三人目は、急いでいる客。時間がなく焦っています。

 

・四人目は、介護経験のある理解のある客です。

 

 

~やってみての感想~

・コンビニ店員役 

「どうサポートしたらよいかわからない」

「急いでいる人もいるのでスピードを重視し丁寧に対応できない」

「焦りが先立ってしまった」

 

・認知症役

「話しかけられ余計パニックになった」

「手伝ってもらい自信を無くす」

「どう助けを求めていいかわからない」

「威圧されても優しくされても自分と店員の世界で精一杯」

 

・急ぐ客役 

「いつもは待てても、急いでいるとイライラしてしまうのもわかる」

「もたつく高齢者より、店員の対応にイライラするかも」

 

・理解のある客役 

「手伝いたいけど解決方法がわからない」

「傷つけないかかわり方があれば知りたい」

「お金を触るのは、知り合いでないと躊躇するかも」

「実際手伝ったり、声をかけたりできるか不安」

 

 

認知症の方にとっては、失敗の体験が増えると自信を無くし、閉じこもるきっかけになってしまいます。どう接するかは、その場面、状況により違ってくると思いますが、誰でも安心して地域で暮らせるよう、困っている人がいたら、助け合えるそんな地域を目指していきたいですね。

 

チームオレンジの活動に、興味のある方は、ケア24善福寺、または、お住まいの地域の包括支援センターにお問い合わせ下さい。

これからどんなことが出来るか、一緒に考えて行きましょう!

文責 野口