特別養護老人ホーム サンフレンズ善福寺

東京都杉並区善福寺3-27-11

職員研修　～摂食・嚥下について～

講師：株式会社クリニコ　管理栄養士　本吉様

7月の職員研修では、外部講師をお願いし摂食・嚥下について学びました。

参加したのは7名の介護スタッフで、早番シフトの後16時から1時間の研修でした。

嚥下障害の原因、食事の正しい姿勢、嚥下に適した食品、トロミのつけ方など、

摂食・嚥下に関する基礎知識を再確認しました。

入居者の方の中にも、通常のお食事が口から摂りにくくなってしまい、食事形態を

見直したりしている方も多くいらっしゃいます。

正しい知識と対応で、少しでも誤嚥のリスクを回避できるよう、職員間でも情報共有し

確認し合う事も出来ました。

講師の方も分かりやすく説明して下さり、とろみの付け方や注意点なども実践の中で

学ぶ事が出来ました。トロミ剤も昔より進化しているとのことで、とろみがつきにくい

物も付きやすいタイプの粉が開発されていたり、味も変化がないように工夫されている

とのことでした。

また、知らない内に誤嚥をしている可能性がある不健性誤嚥というお話しでは、下記のチェックポイントを

参考に皆さんも周りの方に当てはまる方がいないか確認をしてみてください。

【不健性誤嚥のチェックポイント】

〇過去に誤嚥があった　〇口腔内に食べ物が残っている　〇肺炎（発熱）を繰り返す

〇食後にむせや咳、痰が多い　〇脱水・低栄養状態　〇拒食がある

〇夜間に咳き込む　〇食事が1時間以上　〇反復唾液嚥下テストが出来ない　等

講義の途中、通りすがった入居者のご家族も緊急参加され、一緒にお話しを聴かれていました。

今後も入居者の皆さんが安心してお食事をして頂けるよう、職員一同がんばってまいります。

文責：櫻庭